私は、「小さな世界都市」には賛同する者であるが、時々、出くわす事象などに困惑することがある。【大都市】の上場企業との共同事業などで、豊岡市のクリエーターが制作したものの無償提供の依頼をうけることがある。

 「小さな世界都市」に住む【 小さな 】制作者は、「そこに住み続けているから、価値が見えてなかったりする」という指摘も受けるが、毎日、ふれているから、地域の空気感などを表現できることもあると思う。

 「企画力は、【大都市 】 の企業の方が、各段に上ですよ」と言われたりするが、地方の小さな会社やさらに遠くの地方の会社の企画力が各段に優れている場合も感じる。コンペする余地があるようには思えないのである。【大都市 】 の企業がする仕事は無難である。外れがない少ない。

【大都市】の上場企業との共同事業 なので、ご提供いただきたい制作物をいくらで提示したらよいでしょうか

 そんな問い合わせが来るのがいつなのかと期待する。

 この街には、大学ができる。色々なケミストリーが起きることを楽しみにしている。

 

出典
※1 豊岡市ガイド